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フランスのワイン

ワインといえば「フランス」というほどワインの定番となっているフランスワイン。
生産量では、イタリアと第1位を競い合っていますが、西のボルドー、東のブルゴーニュをはじめ、シャンパーニュ、ローヌ、ロワール、プロヴァンスなど、個性豊かなワインを生みだし、質の高さではトップの座を譲らないワイン王国です。他のワイン生産国のお手本、目標にもなっているのです。

ワインを知るなら、まずはすべてのワインのお手本であるフランスワイン!知っておいて損はしないはず!!

フランスワインの格付けT
フランスワインはECの規定に従ったフランス独自のワイン法によって、次のような4つのカテゴリーに分けられます。

この格付けは必ずラベルに表示されているので、よくわからないワインでもフランスワインだとわかれば、そのワインがどのクラスのワインか知ることができるのです。よくラベルを見てください。
●Vins de table ヴァン・ド・ターブル
日常用テーブルワイン。産地の違うワインをブレンドしたものです。ぶどう品種名、収穫年は表示してありません。メーカーが各地のワインをブレンドし、メーカー独自の風味に仕上げたワインです。

●Vins de pays  ヴァン・ド・ペイ
地酒。生産地が限定されたフランス産のテーブルワインです。ラベルに生産地名が表示され、他の生産地のワインのブレンドはできません。

 〈例〉Vin de pays d'oc ヴァン・ド・ペイ・ドック・・・ラングドック地方
    Vin de pays du jardin de la franceヴァン・ド・ペイ・デュ・ジャルダン・ド・ラ・フランス
    ・・・ロワール地方

●AOVDQS(Appellation d'Origne Vins Delimite de Qualite Superieure アペラシオン・ドリジーヌ・ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・シュペリュール)
上質産地指定ワイン。AOCの下にランクされるワインです。この格付けワインは生産量がとても少なく、フランスワイン全体の2%程度で、日本へはほとんど輸入されていません。

●AOC(Appellation d'Origine Controlee アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ)
原産地統制呼称ワイン。フランスで最高の格付けのワインです。規定も一番厳しく、生産地表示が狭くなるほどより厳しくなります。

ラベルに「Appellation 生産地 Controlee」と表示があり、生産地にはボルドー、ブルゴーニュなどの地方名、メドック、コート・ド・ニュイなどの地区名、マルゴー、ヴォーヌ・ロマネなどの村名が入ります。地域が狭くなるほどワインの個性がしっかり出てきます。
ボルドーでは村名が、ブルゴーニュでは畑名が一番小さい生産地名になります。

AOCとは、このワインが記名の場所で間違いなく造られたものということを証明する制度なのです。

フランスワインの格付けU
フランスワインには上記の格付け以外に地域ごとの格付けもあります。
ラベルにグラン・クリュ(Grand Cru)プルミエ・クリュ(Premier Cru)などと表示されているもので、「特級」「1級」などと訳されます。

この格付けはフランスの各地域ごとに異なる基準で行われています。
ボルドーとブルゴーニュでは格付けは全然違いますし、さらに同じボルドーの中でも地区ごとに基準が違います。そもそも格付け自体が行われていないボルドー地区もたくさんあるのです。

ワインを選ぶ際に、特級、1級の表示を見て、単純に特級のほうが1級よりいいだろうと誤解しないように注意してください。
●ボルドー・メドック地区とソーテルヌ地区
1855年にパリで開かれる万国博覧会の目玉として格付けが行われました。
当時、赤ワインはメドック地区のもの、白ワインはソーテルヌ、バルサック地区のものが最上とされていたためこの2地区のみ格付けが行われました。※例外として赤ワインで一銘柄だけ、グラーヴ地区からシャトー・オーブリオンが選ばれています。

当時数百あったといわれるシャトーの中から赤ワインは59(現在は分割などにより61)、白ワインは22(現在は26)が選ばれ、「グラン・クリュ(Grand Cru)」とされました。さらにその中で赤は1級から5級白は特別1級、1級、2級に格付けされています。

この格付けの問題点は、1855年以来、シャトー・ムートン・ロートシルトが1973年に2級から1級に格上げされた以外はまったく変わっていないことといわれています。

約150年たった現在、シャトーの実力はかなり変わっています。

この格付けに入っていないメドック地区の意欲的なシャトーが集まって、「クリュ・ブルジョワ(Cru Brourgeois)」を名乗っていますが、その中にも格付けシャトーを上回る実力のシャトーが数多くあります。

●ボルドー・グラーヴ地区
この地区の格付けは、1953年と1959年に行われました。
赤ワインは13、白ワインは9のシャトーが選ばれ、「グラン・クリュ(Grand Cru)」とされました。

メドック地区のような等級分けは行っていないシンプルな格付けです。

●ボルドー・サンテミリオン地区
1954年以来、数回の格付けが行われています。この地区では10年ごとに格付けが改正されており、最新の格付けは1996年に行われています。「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(Premier Grand Cru Classe)」(第1特別級)※13シャトー、「グラン・クリュ・クラッセ(Grand Cru Classe)」(特別級)55シャトーあります。

政府機関の格付けとはべつに「クラッセ」のつかない「グラン・クリュ(Grand Cru)」のシャトーがたくさんあるのでわかりにくいのが難点です。

※第1特別級の中で、シャトー・オーゾンヌシャトー・シュヴァルブランは別格として「プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ・A」(第1特別級A) とされています。

●ブルゴーニュ
ブルゴーニュの格付けは「畑」に対して行われています。

この格付けは、村ごとに「グラン・クリュ」(特級)の畑と「プルミエ・クリュ」(1級)の畑を自己申告して認定したため、あえて特級畑を申告しなかった村もあったようです。

ブルゴーニュでは、同じ畑を何人もの生産者が所有しているため、同じ畑でも造り手によってワインの質も様々です。格付けで選ぶよりも造り手で選ぶことをおすすめします。

フランスワインの主な生産地域
1、ボルドー地方 Bordeaux
2、ブルゴーニュ地方 Bourgogne
3、シャンパーニュ地方 Champagne
4、ローヌ地方 Cotes-du-Rhone
5、アルザス地方 Alsace
6、ロワール地方 Val-de-Loire
7、プロヴァンス地方 Provence、コルス地方 Corse
8、ラングドック・ルーション地方 Languedoc,Roussillon
9、ジュラ・サヴォワ地方 Jura,Savoie
10、南西地方 Sud-Ouest


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