人間が地球上で活動を始めたのは約200万年前といわれていますが、アルコールを含む液体は人間が活動を始める以前から地球上に存在しており、これを偶然に口にしたのが、ワインの歴史の始まりと考えられています。 文献として最も古いのは、古代バビロニアの英雄誌「ギルガメシュ叙事詩」です。これはメソポタミア文明発祥の地として知られるチグリス・ユーフラテス河の河口に住んでいた古代民族シュメール人の作品で、紀元前4000〜5000年頃の出来事を書いたものとされています。 この古代バビロニアの王ギルガメッシュが、洪水に備えて船を造らせた際、船大工たちに赤や白のワインをふるまったという記述が出ていて、現存する文献の中では、酒に関する最も古い記録なので、ワインは最も歴史の古いお酒ということになります。 |
フランスワインの歴史 |
紀元前600年頃、フェニキア人(現在のレバノン近辺を中心に住んでいた民族)によって、南フランスのマルセイユ地方に伝えられたのが最初。その後、ジュリアス・シーザーによって、ローヌ河流域、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、ロワールに広められ、ボルドーや南西地方は、ローマの3執政の一人マルクス・ルシニウス・クラッススによって広められる。 6世紀頃、キリスト教とワインの結びつきにより、中世の修道院によるワイン造りが盛んになる。 10世紀にボルドーがイギリス領になり、ワインの輸出が盛んに行われるようになる。 18世紀にオランダからもたれされた瓶やコルクの使用により保存が良くなり、ワインはますます発展していった。以前は土器、樽などが使用されていた。 1855年、パリ万博に際し、ボルドーでメドックワインの格付けが行われる。 第一次世界大戦後、飛躍的にワインの生産が増加。1935年、AOCワイン条例が制定されて以来、銘醸ワインが統制され、次いでVDQSワイン、ヴァン・ド・ペイ(地酒)、ヴァン・ド・ターブル(テーブルワイン)と条例が作られて、豊富で多様な高品質ワインが造られるようになった。 |
イタリアワインの歴史 |
古代ローマにワイン造りの知識をもたらしたのはギリシア人で、全盛時代にローマ(イタリア半島)をエノトリーア・テルス(ワインの大地)と呼んで、イタリア南部やシチリアにぶどう栽培を伝えた。 1963年、前年に出来たECのワイン規制を受けて、伝統的なワイン造りを基準とした本格的なワイン保護法を成立させる。それまでの自由なワイン造りが整理された。 一方で個性豊かなワイン造りがかげりを見せ始めたので、1980年代に、トスカーナを中心にワイン造りの改革が見られるようになる。高級品であるDOCGやDOCより個性の強いヴィノ・ダ・ターヴォラ(テーブルワイン)も造られるようになった。 |
ドイツワインの歴史 |
紀元前100年頃、ドイツを征服した古代ローマ人によって野生のぶどうを原料としてワイン造りが始められた。 4〜6世紀の民族大移動により、ぶどうの木は抜き取られ他の作物が植えられた。この大移動により西ローマ帝国の滅亡とともにワイン史上暗黒の350年間の中世時代を迎える。 8〜9世紀、西ヨーロッパを征服統一したフランク王国のカール大帝は、ぶどう畑の建て直しに着手し、修道院や農民にぶどう栽培やワイン造りを伝授し普及に努めた。 1971年、ECのワイン法の制定に準じて大改正が行われ、内容を一新した新ワイン法が制定される。ぶどう園名の統合整理も行われ、その後ドイツは世界的な水準のワイン生産国となった。 |
スペインワインの歴史 |
紀元前5世紀頃、フェニキア人によってブドウ栽培が始まり、ローマ時代にはローマにワインを輸出していた。 4世紀後半、衰退したローマ帝国に代わりゲルマン民族が支配したが、ぶどう園は破壊されず、ワイン生産は続けられた。 18世紀、へレス地区ではイギリスとアイルランドの主導で近代的なシェリーの生産体制が整った。 1867年、フランスでフィロキセラの被害を受けたボルドーの栽培家たちが、新たなワイン産地を求めてスペイン北部のリオハに移住し、ワイン造りの技術を広め、ワインの品質向上に寄与した。 1932年、原産地呼称が規定され、その後いくどかの改正を経て、1970年、現在の原産地呼称(DO法)が法的に制定された。 |
カリフォルニアワインの歴史 |
1769年、スペイン系の修道士がミサ用にワイン造りを始めたのが最初。 1860年頃、ヨーロッパ系のぶどう品種が導入されワイン産業の発展に大きく寄与し、品質向上をもたらした。 1874年のフィロキセラの被害や、1920年〜1933年の禁酒法により、ワインのみならずアメリカのアルコール業界は大きな打撃を受けた。 1690年代、カリフォルニア大学のデイヴィス校にぶどう栽培およびワイン醸造科が制定され、カリフォルニアワインの発展に大きく寄与した。 1976年、ワイン法が制定され、1983年の改正で現在のワイン法となっている。 |
|トップページへ|戻る|
(名)鍋屋本店 〒310-0905 茨城県水戸市石川4-3899-2 TEL
029-254-2360 FAX 029-254-2362
URL http://www.wineyasan.com MAIL nabeya@wineyasan.com